詩集
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狂わぬ歯車
手札を埋めて
眺めるだけなら事足りる
壁が囲んだ
小さい箱の中
全ての物が揺れないで
平たい床に固定され
流れる空気は通路に従い
外へ出る一つだけの道
月が割れ星が欠けるなら
大きな夜空の下地だけ
ずっとずっとあったんだ
最初の時間がひっくり返って
一番遠い時間と結ぶ
ぐるりとねじれてこんにちは
子供の私とこんにちは
そしてあなたに会えたなら
もしも何かを言えるなら
言いかけて
終わらせる
現在は輝いて権威っぽく
しかし私たちに打ち破られるのを待っている
唯一を保つより
時間を自然の裁判かけようと
持ちかけられている
別の星にいるみたい
あなたのいないこの家は
覚めない夢の中みたい
忘れられない出来事が
残らず食べられ尽くしたあとの
クジラのお腹に残って生きる
小さいドアが
開かない
固まって
壁になる
集まって
不思議になる
今になって
生きている
あなたは/ここには/遠くの渦には
飲み込まれ溺れ 何を得るのか
ここにないものある魔の海に
引かれる遺伝子 詰め込まれてる
後悔するより 先に引かれる
そうなるように 作られている
なぜ踊らない 遊ばないのか
説明できない海の引力
遊ばせないのは美しい日々が
そちらにはないと知っているから
知っているよと 思ってるから
届かぬ向こうの陸の前には
引きつけ輝く魔の海がある
時計が上と下を指す
私の宇宙の大時計
お気に入りの星も回ってる
命が命を連れてくる
私は黙って眺めてる
全部が未知でおもしろい
本当は知っているような 知らない場所へ 腕だけ入れて
何が起こるか眺めたい
© 2021 再翻訳された猫ランド
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